2009 10/18開催 B-ROCL(BASIC ROCK)

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10月18日、この日は日本ロッククローリング協会主催の、ダイドーロッククローリングエクストリームが、インターナショナルになった記念すべき日になった。 それは、本場アメリカのトップドライバーで、今現在現役で君臨している、トレイシーとランスが、日本のロッククローリング エクストリームに参戦する為に来日したのだ。前回のエクストリームでは、グアムのスモーキンホイールをオーガナイズしているコーリーが来日、そしてRPフィルムズのショーンなど、世界的にみて日本ロッククローリング協会が、いかに注目されているかがわかる。

そして、今回のエントリー!!日本のエクストリーマーたちが、燃えないはずがない!!今回のエクストリーマーを待ち受けるコースは、スーパーモディファイとストック2クラスの計3クラスともに、コンクリートセクションが2セクション、自然石セクションが1セクションの合計3セクションおまけに、今回スーパーモデファイのセクションは、新たに新ルールを採用した。それは、コース上のゲートだ。通常、コース上のゲートは二つで競技が行われているのだが、今回国際ルールにより近いルールとするためにスーパーモディファイのみゲートを4つとし、うち1つをゴールにすることで、なにがなんでも勝つ為にはゴールを目指さないと勝てないという、競技としての原点である純粋にゴールを目指すという姿がエントラントの闘争心に、より火をつけていた。

前日の大盛り上がりの前夜祭からうって変わって、エントラント達は世界のレベルに自分たちが通用するのか、興味は終始その一点だ。
まず、アンダー35から、ここのところ不調の三浦・清水ペア。走り自体は堅実で安定感もあるのだが、なにかが噛み合わない。今回も走りは好調に見えたのだが、なんと、2セクでまさかのテープタッチ!!そして、このクラスで常に上位のチームタニグチ!今回はなんとポインターなしのピンでエントリー!自分のテクニックの確認をふまえて、あえて今回はポインターなしでのエントリーらしい。しかし、エクストリームのコースはそんなに甘くはなかった!!特に、3セク自然石セクションの第一ゲートの下りで、屈辱の2分間停止!!ひねりのあるホイールベース以上の下りで、ヤバイと判断した宇夫方選手、下がることも進むこともできずになんと、2分間金縛り状態!!実はあと数センチ前に進めば安定していたのに、一番危険な体勢のところで停止!!苦笑いの宇夫方選手。ポインターの重要性をさぞ体感しただろう。

今回のアンダー35で、もっともドラマだったペアは、石黒・高堂ペアだ。一つ目の3セクでフロントデフキャリア大破!というトラブルに遭遇!このペアは、ジムロックモンスタークラスで今期優勝し、エクストリームに初挑戦だったのだが、このトラブルをなんと当日コースに来ていた知人の車から、前後のデフキャリア移植という大技を決行!!時間内に修理を完了し、全セクションを走りきりなんとエクストリーム初挑戦3位と大健闘だった。アンダー35の結果は、ここのところ安定して結果を残している九州組に初挑戦の富山組が食い込むという結果だった。
オーバー35は、こちらも常勝の足原・津田ペアがまさかの大乱調!!1セクと3セクでまったくゲートがとれない!!エクストリーム始まって以降、ありえない結果で終了!
この結果が、コンクリートには魔物が棲んでいると言われる所以だ!!この大判狂わせの事態に、勝負をかけたのが城本・山下ペアだ。すべてのセクションをほぼ満点でこなし、文句の言いようの無いすばらしいはしりで、ぶっちぎりのトップをかざった!!

おまちかねの、スーパーモディファイだが、今回、津田レーシングの津田まさのり氏は、トレイシーにマシンを貸与するためエントリーしないことが決定!国際ドライバーでもある津田氏がエントリーしないことで、純国産ドライバーvsUSトップドライバーの戦いとなった。今回のコースは、今まで使用したことのないセクションを多用、アメリカの本戦を彷彿させるコース設定だった。完全90度のヒルダウンでは、パワステオイル漏れや、ATF漏れや、なんと燃料の傾きでのエンジンストールなどで、苦渋をのんだドライバーが多数出て、改めてマシン作りの大切さを再認識する事となった。
その、極限状態とも思える険しいコースを的確な指示と、ドライビングで、次々ゲートをクリヤし、ゴールに向かうトレイシー・ランス ペア。
走りのメリハリというか、キレというかとにかく動きに躊躇がない。常に、ポインターの声を聞きながら、すべての操作に全く迷いがなく、マシンのパフォーマンスを使い切るその走りは、“別格”という言葉が良く似合う走りだった。惜しむらくは、マシン貸与の関係で、しょうがないのだが、津田まさのり氏との勝負が是非見たかった!! この、ワールドペアに挑んだのは、岡本・才田ペア。このペアは、某雑誌でこの大会での優勝宣言をしていて、背水の陣での参戦!ただし、大会4日前に持病のヘルニアが再発!神経ブロック注射を打ってのエントリーとなった。各セクションで、1つずつ上をいくトレイシー!結果だけを見ると、完全にぶっちぎりで負けているのだが、最後の最後まで、あきらめずに喰らいついていこうとした、岡本氏を今回は、評価したい。その結果、日本勢最高位という結果を残し、表彰式では、師匠である津田氏と抱き合い、涙するというワンシーンまで披露した。

今回の大会は、世界のレベルを思い知らされた結果となったが、今までとは少し違う!3セクで、増田・今村ペアが、なんとトレイシーに勝っているのだ!!総合力では、まだ及ばないものの、もう日本のロックは世界が見えるところまでのレベルになっているのだ。
(Text:那須一博,Photo:大川清)

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