2008 10/12開催 DYDO ROCK CRAWRING EXTREME ROUND2

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 ダイドーロッククローリングエクストリーム2008最終戦。この戦いに参加、そして観戦しようと日本各地から多くの人が奈良トライアルマウンテンに集まった。前日のベーシックロックはまさかの大雨でレーススタートが延期されたが、ロックは秋らしい晴天に恵まれた。エントリーは全21台。そのどのエントラントも開会前のコー下見では一様に難しい顔をしている。それもそのはず、今回のコースはこれまでのエクストリームでも最も難しくなっているからだ。一方で「エクストリームらしいコースが戻ってきた」と不敵な笑みを浮かべる選手がいることもまた事実。エクストリームに対応した改造、ドライビングテクニックを誰しもが持っているのは当然として、それでも「超えられないかも」と思わせる非常識なコース設定となっているからだ。
心ここにあらずの開会式もそこそこにレーススタート!各セクションを説明すると、ストッククラス(オーバー35・アンダー35)のセクションは全てロックセクション。1セクはV字のキツイ下りの後に、さらにキャンバー下りで2つのマーカーをパスするコース。2セクはきつい登りの後にUターンしてさらにキツイ斜面を下らなければならない。さらに3セクは通称オッパイ岩を越えた後にタイトな右コーナーをパスする設定。もちろんいずれも大人の身長をはるかに超えるでかい岩がゴロゴロと転がっているのだから、常識的に車が走る場所ではない。さらにスーパーモデファイクラスは2セクをさらにハードにしたコースと、コンクリートセクションに作られた鬼のように非常識なコースを走ることになるのだ。まず1セク目で見事な走りを披露したのはゼッケン16の生方・橋山選手。2つのマーカーも見事にクリアして暫定1位を獲得。全体でも2つのマーカーをオールクリアしたのは3台のみ。さらに1セクだけを見れば全ストッククラスのポイントリーダーであることからもいかに素晴らしい走りだったかが想像できよう。2セクではジムニーに35インチオーバーのタイヤを履いた桜井・小川選手がオールクリア。ほとんどの選手が1つめのオッパイ岩で捕まるか、これをエスケープする中での果敢に挑んでの栄誉だ。ちなみにこのセクションでもオールクリアは2台のみ。ほとんどがどちらかのマーカーを落としているのだ。しかも1つ目のマーカーにトライするキツイ登りはレース途中で岩の位置がずれてしまい見事なまでに難易度の高いコースへと変貌。ほとんどのエントラントがこの登りを攻略できず、最初から2つめのマーカーを狙いにいった。さらに3セクに至ってはオールクリアはロック史上初の「ゼロ」。1つ目マーカーをわずかに2台が3輪通過しているだけ。つまり、全セクション中最低4つのマーカーをパスすれば表彰台が見えてくるという熾烈な戦いだったのだ。
そんなあまりに激しい戦いを制したのは、ストッククラス、オーバー35インチでは桜井・小川組。コース設定者である津田選手擁する足原・津田組を抑えての見事な優勝だった。しかも驚くべきはこの選手はマシンをほとんど自分で製作したというのだ。各ショップの面々は見事に面子をつぶされた格好だ。このリベンジはシーズン09で晴らしてくれるだろう。またアンダー35インチクラスは石谷・百々選手がマーカー1つ分の差で生方・橋山選手を抑えての優勝。コース上での経験の豊富さがマーカー選択という技に結びついたのだろう。
もちろん忘れてはいけないのがスーパーモデファイクラス。無制限改造のこのクラスは文字通り「ロックの頂点」に立つ車である。このクラスのエントリーは全4台。うちロックセクションをクリアしたのは津田・足原組のみ。他の選手はいずれも2つのマーカーとも不通過。この時点で2位争いが3組で繰り広げられることが確定したわけだ。午後、全ロックセクションが終了してからエントラント・ギャラリーともにコンクリセクションを囲んでの衆人環視の中での2セク目・3セク目のトライ。誰が頭一つ抜きん出るかの戦いは第2セクションで一つ抜きん出たゼッケン10の田中・中野選手が見事2位、3位は小鴉・小野田選手が獲得した。そしてもう一つ注目を集めたのが全エントラント、そしてギャラリーから声援を受けた中学生ドライバー赤木選手擁する赤木・小野田選手。ロックセクションでは土の登りがどうしても超えられず、タイムアップ後には津田選手直々に指導をして見事この「登り」をクリア。少年がまた一つ成長する過程を多くの人が目撃した。ゆくゆくはこの赤木選手が日本のロックを、いやオフロード界を背負って立つ日が来る。そんな予感すら覚えた走りだった。
例年以上に熱く燃えたロッククローリングエクストリームは来年ももちろん開催予定。このHP上でも告知されるので、エントラント・ギャラリーともに要チェックして欲しい。
(写真・レポート/Tomo’S PHOTO)


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