2007 10/21開催 ROCK CRAWRING EXTREME ROUND2

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 いま日本ロッククローリング協会(JRCA)主催の大会として一般向けのベーシックとエクストリームがあるが、中でもエクストリーム(=過激)の意味の如く、ロッククローリングエクストリームはまさしくロックの頂点を極めるために存在している。
ベーシックは例えノーマル車高だろうと、オープンデフだろうと(完走・入賞はともかく)参戦できるのだが、エクストリームは全国の“選ばれし”エクストリーマーにしか参加資格は認められない。その猛者たちがレースを重ねるたびに腕を磨き、マシンを改良し挑戦してくる。そんなエクストリーマー、しかも過去に優勝経験のあるベテランですら「今回は滅茶苦茶難しい」と認めるほど今回のコースはスタッフ陣が手塩にかけて作った、ロック史上最凶のコース設定となった。
 1セクはセクション中ほどにTJがほぼ直立した状態でやっとフロントがかかるほどの高低差のある崖(アレはギャップじゃない)セクション。しかもこの崖に行くまでにも難所は存在し、ストッククラスに限らず、昨年の10月に行われたエクストリームでストック35クラス優勝を手にした浦野選手ですらこのギャップに泣かされる羽目となった。また崖を越えるとゴール手前にもう一つギャップが出てくるという2段構えとなり、作戦なしに1段目を超えると2段目のエントリーが難しくなる上に突撃して運良くフロントのグリップが上の岩にかかればいいのだが、そうでなければ強烈なブレーンバスターを喰らうことになる。その憂き目をみることとなったのはプ○スタッフから参戦した杉本/久保選手。途中まで左の壁にタイヤをかけて何とか登ろうとするも上手くグリップできず、タイヤが空回りしてしまう。そこで勢いをつけて突撃したところ、もろにその衝撃を喰らってしまったのだ。ただし、その後の2セク3セクでそれぞれマーカーをクリアし、見事クラス3位に輝いたのは○ロスタッフの名誉のために書き添えておこう。
 もう一つの見所となったのが3セク。こちらはエントリーすぐのロックゲートをパスしたその奥にマーカーが置かれている。そのマーカーをパスすれば一度切り返して2つ目のマーカーをパスするライン。そもそも連なる岩の上で切り返すという作業自体が充分エクストリームなのだが入り口のロックゲートを越えられないエントラントも決して少なくない。腕、マシン、ポインターのライン取りなど全ての要素を確実にクリアすることでやっとゴールラインに立てるのだ。しかし、その全てが揃ったとしても思うように成らないのがエクストリームの難しさ。このゲートにエントリーする直前になんと右前のハブボルトが全て折れてしまい屈辱の棄権をしたのがフェニックスオートの深尾/堀江選手。ストッククラスではこのゲートを含め、1つ目のマーカーは1台の通過者もいない過酷なセクションとなった。ただし、1つめのマーカーは捨てエスケープから2つめのマーカーを狙う選手も多くいた。こういった頭脳的作戦が今回のエクストリームの明暗を分ける条件の一つになったようだ。
 正確に数えていないが、コースの過酷さを物語るようにマシントラブルも続発したレースでもあった。オイル漏れや燃料漏れ、等速ジョイントの破損など、エクストリーム級のトラブルが続出。ドライブシャフトにいたっては一体何本折れたのか検討もつかない。レスキュー用のユンボはほとんど休みなしで動いていたのではないだろうか?今後もコース設定は過酷になることはあろうとも易しくなることは考えにくい。エントラントは修理用のキットを存分に用意することをオススメしておきたい。
 エクストリーム史上、最も過酷なレースとなった今回のロッククローリングエクストリーム。ほとんどのエントラントが無傷では済んでいないはずなのだが、閉会式では皆笑顔で並んでいるのはさすが、日本最強の男たちだ。来年の大会ではもっと過酷でテクニカルなコースとなるはずである。もちろん、ベーシッククラスも開催予定だ。興味のある方は日本ロッククローリング協会か、協会加盟店まで問い合わせてはいかがだろう。ギャラリーとしてはもちろん、エントラントとしてもきっと大きな刺激をもらえるだろう。
(写真・レポート/Tomo’S PHOTO)

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