ロッククローリング エクストリーム2006

   
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 今年2度目の開催となる『Rock Crawling Extreme2006 Round2』、ロックの頂点を決める大会の幕が10月の14日に切って落とされた。
前回から設定されたクラスはそのまま引き継がれたが、シード選手のアドバンテージ枠は無くなった。よって、いずれの選手も予選、決勝を戦い抜かなければならない。平等ではあるがより過酷な戦いになったのは言うまでもない。

 14日の予選は1セクと2セクのみ。しかし、この1セクAゲートに魔物が潜んでいようとは誰が予想しただろうか。一見、簡単そうなセクションなのだが、エントリーのラインを間違えると思わぬタイムロスとリスクを負ってしまうのだ。予選開始から数台がチャレンジするも、どのエントラントもこのAゲートを通過できない様子を見て、ざわめきが沈黙へと変わっていく。刻々と失われる時間と、思うようにパスできないプレッシャーから、無理な体勢からトラクションをかけ、アクスルを破損してしまう車両が続出。そんな中、なんとポインターなしにもかかわらずこのセクションを見事クリアしたのが前回ストックオーバー35で2位につけた浦野選手。思えばこれが浦野選手快進撃の序章だったのかも知れない。

 決勝のスーパーモデファイクラスで怒涛の迫力を見せ付けたのがチームフェニックスの大川/安田選手が駆る、AMCジープ。「カブトムシが走っています」などと呼ばれながらもそのタイヤサイズを生かし切ったライン取りで他のエントラントが苦戦するポイントも楽々とクリアしていく。観客からは「やはりタイヤサイズなのか」という声も聞こえてくる。しかし、やはりスーパーモデファイクラスは熱い。車の性能もさることながら、ドライビングテクニックやポインターのライン取りとチームワーク。今回からはエスケープラインを取るよりもゲート通過のポイントが高く評価されるということもあり、チームでの戦略がそのままリザルトに現れたのではないだろうか。

 子供の背丈ほどもあろうかというタイヤサイズのスーパーモデファイと対極にあるのがストッククラス。タイヤ外形35インチ以下のクラスではジムニーが熱戦を繰り広げた。中でも特に注目度が高かったのが関根氏自らステアリングを握るJB23。そのタイヤサイズは恐らく全エントラント中最小。しかしライン取りとドライビングテクニックで観客を魅せていた。途中でトラブルが発生してしまい十分なパフォーマンスを見せる事ができなかった様だが、多くの観客同様、次回の参戦を期待して止まない。もう一台、このクラスで観客の度肝を抜いたのが九州から参加した松尾/小川組が駆るSJ10。2ストロークの軽快なエンジン音と懐かしい排気ガスの匂い。女性の観客からは「壊れているの?」なんて言葉も聞こえてくる始末。しかし、軽量なボディーとリーフスプリングの特性を利用し、JA11やシエラが苦労するポイントを次々とクリアしていく。ここではジムニー新旧対決の様相も垣間見られるのだ。次回、どなたかSJ30で参戦しませんか?

 5月に開催されたRound1に比べれば、各エントラントの技術も著しく向上している。それは例えばウインチの使用一つ取っても窺い知れよう。しかし技術の向上に伴って、より難しい場所でのレスキューが必要とされる。次回は実用に耐えうる牽引フックを前後バンパーに2個ずつの装着が義務付けられた。各エントラントはしっかりと装備して頂きたい。また、ただクリアするだけでなく観客を魅了するのもロッククローリングの楽しみの一つ。パスするたびに雄叫びを上げるだけで観客からは歓声が湧き上がるのだ。その時にこそ観客とエントラントの距離がもっと近づくのではなかろうか。次回開催は5月頃の予定。より一層難易度の高いセクションとなるのは間違いない。地響きがするようなあの感動を、また奈良トラで分かち合おうではないか。

   
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